ソフトウェアとハードウェアの境界

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Raspberry Pi でサーバ構築②(Samba編)

持ち運び用の小さなマウス

僕はMacbookProユーザ、いわゆるマカーでもあるのだが、どこかに出かけるとき、時折Macを持ち運ぶことがある。
仲の良い先輩に呼び出され、「これを修理しろ」だの「HDDを換装しろ」だの言われるのだ。
持ちつ持たれつ、作業後にはめちゃくちゃ美味しいご飯が待っているのでやめられない。
そういう作業をする場合、どうしてもWebの情報が必要になるし、スマートフォンよりは高度なことができるので、PCは必須なのだ。
しかし、実際にMacOSXを起動して利用することはあまりなく、基本的にはWindowsかLinuxBeanを起動している。
Macを買った当初は、もちろんトラックパッドを使っていたし、マウスダサい、マカーはパッド、と思い込んでいた。
PCをヘビーユーズするようになってくると、完全に考え方が変わり、マウス最高、トラックボール最高と今は思っている。
しかし、持ち運びする際には、マウスは結構邪魔になる。
小さい使いやすいマウスはないかなぁ、とずっと探していた。
しかし今朝、職場にて使いやすそうな小さなマウスが落ちているのを発見したので、それを利用することにした。
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ハードウェア仕様(寸法)
  • 全長:60mm(ケーブル含む)
  • 幅:20mm
  • 高さ(伏せ時):20mm
  • 高さ(起立時):45mm

ケーブルが短いのが難点である。

RPi Sambaの設定

小さく可愛いネズミがいたことに興奮して伝えたかっただけですすみません。
気持ちよくボケたところで、早速本題に入ろう。
前回の記事では、RPiでsshの設定をした。

tokixy56.hatenablog.com

といっても、Linuxユーザを追加、削除しただけなのだが。
今回の記事では、公開鍵ファイルの設定に先立ち、Sambaの設定をする。
公開鍵ファイルの送受信、更に今後のファイルの送受信を簡単にしておきたいので、先に設定をしたいのだ。

sshの設定が終わっている人は、Sambaのインストールより。
まだの人は前回の記事の内容を実施してから、Sambaのインストールをしていただきたい。

Sambaの設定は、基本的にはsshでRPiに接続し、RPi上での作業となる。

それではまずはじめに、Sambaのインストールから。

RPi Sambaのインストール
$ sudo apt-get install samba

インストールが完了したら、続いてSambaの設定ファイルである、/etc/samba/smb.confを編集。

RPi Sambaの設定 /etc/samba/smb.conf
...
...{102行目くらい}
unix password sync = yes
...
...{ファイルの末尾に追加する}
[pi home]
   comment = Users home
   path = /home/{ユーザ名}
   guest ok = no
*** 追記 ***
   read only = no
   writable = yes
*** /追記 ***
   browseable = yes
   valid user = {ユーザ名}
   create mask = 0664
   directory mask = 0775
...

上記の設定を簡単にまとめると以下のようになる。

  • Linuxに既にあるユーザ名とSambaユーザ名が同じ場合、そのパスワードをSyncする。 (Sambaユーザ作成はこの後説明する。)
  • {ユーザ名}ユーザのホームディレクトリをWindowsのネットワークから探すことができるようにする。
  • ゲストはダメ、{ユーザ名}ユーザのみアクセス可能。
  • ファイル作るとき、デフォルトのパーミッション属性はrとw、ディレクトリはrwx。

追記
また、ホームディレクトリにファイルを転送したり、ディレクトリを作成する場合、アクセス権の変更が必要となる。

ホームディレクトリのアクセス権変更
$ cd ..
$ pwd
/home
$ sudo chmod 775 ユーザディレクトリ/

/追記

Sambaの設定自体は、RPiだろうがなんだろうが、ほとんど同じで、バージョンによって多少変わるだけだから、説明はこれくらいにしておくか。
とりあえず、Sambaユーザを作成。

RPi Sambaユーザの追加
$ sudo smbadduser {ユーザ名}
...パスワードを何回か入力...

これでSambaユーザが作成される。
自分で作成したユーザと同じユーザ名とパスワードにしておくのが楽でいい。
ホームディレクトリに直接アクセスするのは、セキュリティ上良くないかもしれないが、今後運用していくのにこの方が便利だからなぁ。
おすすめとは言い難いのだが。
では、Sambaをリスタートして設定終了。

RPi Sambaのリスタート
$ sudo /etc/init.d/samba restart

試しにWindowsXPVista、7の人は、スタートボタンからネットワークをクリックして見よう。
[RASPBERRYPI]があれば、それがRPiのファイルシステムだ。
開くと[pi home]があり、それが{ユーザ名}のホームディレクトリとなる。
Windows8でのネットワークの在り処は、あいどんのー、だ。

Sambaの設定は、こちらの人の記事とかが、きっちり説明してあって非常にわかりやすい。
Linuxで自宅サーバー構築(Sambaの設定)

次回はssh接続の公開鍵の設定をしよう。

今後の目論見RPi編

手書きでまとめてみた。
なんだかんだ言って、ペンで書きたい自分。
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外出先からスマホでアクセス。
とりあえず、何をするにもRPiで制御する、っていうのが目標だ。
KOZOS on MONIXも更にアップデートしていって、いろんなハードウェアを使えるようにするつもりだ。
LEDや温度センサなど。
その制御、データの取得などを、RPiを介して行う。
ホビーSEここに極まれり。