ソフトウェアとハードウェアの境界

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バーチャルホストのメールサーバ⑤

終結 メールサーバ構築編

この5日間、非常に充実したブログライフを過ごせた。
それも、Google先生という先人たちのおかげである。
今回のメールサーバ設定で参照させて頂いた各ページを紹介しておきたい。

実際にはもっと参考にさせていただいたページがあったと思うけど、まぁとりあえずこれくらいで…。
後はPostfix詳解の本とかも見たけど、それはまたの機会に…。

前回からの続き

tokixy56.hatenablog.com
tokixy56.hatenablog.com
tokixy56.hatenablog.com
tokixy56.hatenablog.com

Webメールの設定

Rainloop

Rainloop本家: www.rainloop.net
Community Editionのダウンロードはこちら
Community EditionはAGPL v3らしいので、自由に使える。

Rainloopインストール

インストール作業は非常に簡単だ。

Rainloopダウンロード、配置、ファイルアクセス権の設定
$ mkdir rainloop
$ cd rainloop
$ wget http://repository.rainloop.net/v2/webmail/rainloop-community-latest.zip
$ unzip rainloop-community-latest.zip
$ cd ../
$ sudo mv rainloop /var/www/html
$ cd /var/www/html/rainloop
$ sudo chown -R apache:apache *
$ sudo find . -type d -exec chmod 755 {} \;
$ sudo find . -type f -exec chmod 644 {} \;

上記の作業が完了したら、http://ドメイン/rainloop/にアクセスすればもう表示されるはず。

Rainloopログイン画面

f:id:tokixy56:20160722113707p:plain
ただし、この状態だとまだ何も設定されていないので、まずは下記の管理者画面にログインして、初期設定をする必要がある。
http://ドメイン/rainloop/?admin

Rainloop管理者画面 http://ドメイン/rainloop/?admin

f:id:tokixy56:20160722114129p:plain
赤で囲ってあるところの表示が変わって、管理者画面であることが確認できる。

デフォルトでは管理者のログイン情報は、
アカウント: admin
パスワード: 12345
となっているので、ログイン後すぐに変更するようにしよう。

Rainloop パスワード変更画面

f:id:tokixy56:20160722121058p:plain

Rainloop デフォルトドメイン変更画面

パスワード変更後、デフォルトドメインを変更 f:id:tokixy56:20160722121422p:plain

Rainloop データベース設定画面

MySQL(MariaDB)にデータ(ユーザ情報)を保存するように設定。
f:id:tokixy56:20160722121622p:plain
面倒だったのでMariaDBのユーザ情報をrootのままにした…。
本当はRainloop用のユーザ作って設定した方が良いでしょう。

Rainloop ドメイン追加

最後にアクセスするドメインの設定をする。
RainloopはSquirrelMailの様に、Maildirを直接見に行くわけではない。
普通のメーラと同じように、メールサーバにアクセスしてメールを取得してくるものだ。
その設定をこのドメイン追加で実施する。
f:id:tokixy56:20160722122559p:plain
デフォルトではgmail.comが有効になっているので、これは外しておいた方が良いだろう。

これで設定完了だ。

後はPostfixAdminでドメインを追加し、ユーザを作成して、Rainloopのログイン画面からアクセスすればメールの送受信が可能になる…はず!!

メールサーバ構築編 あとがき

時間を掛けて、これほどまでのドキュメントを作成できたのも、理解ある会社、上司のおかげである。
実に素晴らしい会社だ。
給料はあまり高くないものの、もう一度言おう、給料はあまり高くないものの、技術者として胸高鳴ることができるので、もう感謝感謝である。
今後も精進したいと思う。